HMBはダイエットにも効く?その効果と摂取方法について

2018.05.17

最近ネット広告を中心に話題を集めているサプリメント、HMB。

モニターの方のビフォーアフター写真とともにその効果を訴求するものが多いですが、そのほとんどが摂取前と比べて大幅にお腹が凹んだ写真が使われています。

これだけ見ると、HMBにはダイエット効果があるように思えますが、実際のところの効果はどうなのでしょうか。
そこで今回はHMBのダイエット効果および、適切な摂取方法について紹介していきます。

HMBについて

アミノ酸

まずは、筋トレやダイエットの初心者の方は、HMBとは一体何なのかについてよく理解できていない方が多いと思いますので、まずはHMBとはどういうサプリメントなのかについて解説したうえで、効果についても解説していきます。

HMBって何?

まず、HMBとは何でしょうか?
サプリメントについて知識のない人については、ネット販売されているHMB関連の商品情報を見るとすさまじい効果があるように見えます。

HMBとは、必須アミノ酸でありBCAAにも含まれるロイシンの代謝物のことです。
摂取されたロイシンは、最終的にHMBの形になって体内に吸収されます。

HMBの効果

HMBの効果については様々あると言われていますが、まず考えられることとして、筋肉の合成を促進する作用があります。

HMBを摂取することで、脳に対して「筋肉を作りなさい」というシグナルを出し、いわば作業現場の監督のような役割を果たします。

その他の効果としては、筋肉の分解を抑制したり、疲労を軽減する効果や、疲労を軽減する効果もあると言われています。

HMBにダイエット効果はある?

疑問

では、HMBにはダイエットの効果もあるのでしょうか?

「HMBの摂取で〇〇Kg痩せました!」というコメントもよく目にしますが、実際にHMBの摂取によって体脂肪が落ちることはあるのでしょうか。

飲んで直接痩せるということはない!

結論から言うと、HMBには直接的なダイエット効果はありません
「直接的」とは、HMBを摂取することにより直接脂肪に働きかけ、燃焼を促すということはないということです。

脂肪を燃焼するダイエット系サプリメントとしてはフォルスコリやCLAといったものがありますが、こうした成分は脂肪に直接的に働きかけるような効果はありません。

間接的にはダイエット効果もある

HMBには直接的なダイエット効果はないということを知り、がっかりした方も多いと思います。
しかし、HMBは間接的にはダイエットに効果があるといえます。
「間接的」とは、HMBがもたらす効果により、脂肪を燃焼しやすい体質に変わることが出来るということです。

先ほど、HMBには筋肉の合成促進効果があることを解説しましたが、筋肉量が増えることにより、基礎代謝がアップします。

基礎代謝とは、何もしなくても勝手に消費してくれるカロリーのことですが、この基礎代謝には個人差があり、筋肉量が多くなるほど基礎代謝量も多くなります。

したがって、筋トレなどの運動をしてHMBを摂取することによって筋肉量を増やすと、代謝もアップしていきますので、脂肪を燃焼しやすく、リバウンドしにくい体質になることが出来ます。

HMBに対する誤解

ネット広告の表現で、「プロテイン不要」や「筋トレはもう古い」という言葉を目にし、あたかも筋トレをしたりプロテインを摂取したりする必要なないようにも思えてしまいますが、これは危険です。

あくまでもHMBの効果を実感するには、日々コツコツとトレーニングを行い、プロテインを中心としたタンパク質の摂取をしっかり行ったうえでその上積みとしてHMBを摂取することで効果を得ることが出来ます。

筋肉が付くメカニズムは、筋トレや運動で筋肉を刺激し、栄養を与えて休息をとるというプロセスを経ます。

筋トレという最も重要な作業をすっ飛ばしてHMBを摂取しても筋肉が付かないということは言うまでもなく、また、タンパク質が体内になければ、「筋肉を作れ」とHMBが脳に指令を出しても意味がありません。

イメージとしては、現場監督がどれだけ大きな声で指示を出しても、作業員がいないようなものです。

なので、まずは基本となる筋トレとプロテインの摂取や食事からタンパク質をしっかり摂取するということが必要になります。

HMBの種類と摂取方法

錠剤と粉末

現在多くのHMBサプリメントが販売されており、どの商品も独自の効果を主張しています。

そこで、HMBの種類や摂取方法について解説したうえで、実際にどのHMBを購入するかのポイントについて、紹介していきます。

HMBの種類

HMBサプリメントは、錠剤の形で販売されているものがほとんどですが、その他にも粉末や液体のものもあります。

HMBの粉末はかなり臭いもきつく、味も苦いものが多いためおすすめできず、また液体についてはより高い効果を期待できるものの、高価なため長続きさせることが難しいのが難点です。

なので、まずは飲みやすく比較的安価に購入できる錠剤のものを選択しましょう。

摂取量

HMBの1日の推奨摂取量は3gとされます。

商品によっては、1回で2000㎎摂取できますといったような形で、一見すると大量のHMBを摂取できるように見せているところもありますが、その数字に惑わされることなく、しっかり3g摂取できるものを選択しましょう。

摂取タイミング

タイミングについては確実にここで摂取しないといけないというタイミングはないですが、こまめに摂取することがおすすめです。
理想としては1日2回~3回に分けて摂取し、常にHMBの血中濃度をキープすることが望ましいといえます。

まとめ

体重計と女性

以上、HMBのダイエット効果について検討したうえで、正しい知識や摂取方法についても解説してきました。

残念ながら、HMBは摂取しただけでは脂肪を燃焼したり、ダイエット効果を発揮することはないですが、筋肉の成長を促すという点では非常に優れたサプリメントですし、コンディションを整えるうえでは有効なサプリメントです。

HMBに対する正しい知識を持った上で、摂取すれば、効果も実感できると思いますので、日々のトレーニングにプラスして摂取してみてはいかがでしょうか。