プロテインを飲むタイミングは?プロテインの種類ごとに解説!
2018.06.16
手軽に栄養を補給できることから人気も高まっているプロテイン。
筋トレをする人にとってはプロテインは欠かせないサプリメントであり、筋肉の成長を促すうえで筋トレと同じくらい大事なものととらえる人も多いでしょう。
運動をしながらダイエットをしている人にとってもプロテインは効果的ですが、その効果を実感するには摂取タイミングも大事になります。
そこで今回の記事では、プロテインを飲む最適なタイミングについてそれぞれのプロテイン商品ごと、目的ごとに紹介していきたいと思います。
ホエイプロテインの摂取タイミング
まずはプロテインの中でも最も一般的なプロテインであるホエイプロテインの摂取タイミングについて紹介していきます。
トレーニング後
ホエイプロテインは牛乳を原料としたプロテインであり、メリットは吸収が早いことにあります。
この吸収の早さを活かすためには、素早く栄養を吸収したい時に摂取すべきです。
そこで、まず確実に飲んでおきたいタイミングは、トレーニング後になります。筋肉を大きくするには、すばやくタンパク質を体に入れる必要があります。
人間は体内のアミノ酸プールという貯蔵庫にアミノ酸を溜め込んでおり、一定量を常にキープしています。
しかし、筋トレを行う中でエネルギーが消費されていくと、このアミノ酸プールの量が減っていきます。
エネルギーが切れた状態においては、素早く栄養を補給しないと筋肉がアミノ酸に分解されてエネルギーとして使われてしまいます。
これを防ぐために、素早く吸収されるホエイプロテインが有効です。
より早く吸収されるには、水と一緒に飲むか、糖質を含むスポーツドリンクや果物ジュースと飲むといいでしょう。
起床後
次にお勧めの摂取タイミングは起床後です。
人間は睡眠から醒めた時、胃が空の状態であり、エネルギーが枯渇した状態にあります。
この状態は、上記の筋トレ後の状態に似て、早く栄養を与えたいタイミングにあります。
ですので、起床後に飲む場合にも水などの吸収の早い飲料で飲みましょう。
その他のタイミング
そのほかのタイミングとしては、間食のタイミングで摂取することをおすすめします。
タンパク質はこまめに与える必要があるので、例えば朝食と昼食の間や、間食のタイミングで摂取することで筋肉の分解を抑制できます。
寝る前に飲む場合には、吸収を緩やかにするために牛乳と一緒に飲むといいでしょう。
カゼインプロテインの摂取タイミング
次に紹介するのは、ホエイプロテインと同じく牛乳を原料とするカゼインプロテインについてです。
カゼインプロテインはホエイプロテインと異なり、吸収が緩やかな点が特徴です。
就寝前
先ほどホエイプロテインの紹介の最後で、就寝前は牛乳で摂取することをおすすめしましたが、なぜ吸収が緩やかな方がいいのかについては、就寝中の筋肉の分解と関係があります。
寝ている間にも人間は生命維持のためにカロリーを消費していますので、栄養素が体にないと筋肉が分解されてしまいます。
それを防ぐためにゆっくり時間をかけてエネルギーを補給できる方がいいというわけです。
また、寝ている間に成長ホルモンが分泌されますので、この時にタンパク質が体内にあることは望ましい状況といえます。
そして、ホエイプロテインを牛乳で割って飲むよりも、カゼインプロテインを摂取したほうがよりゆっくりと吸収されますので、寝る前は可能であればカゼインプロテインを飲みたいところです。
小腹が空いたとき
次にお勧めのタイミングは小腹が空いたときです。
カゼインプロテインは固形になりやすいという性質をもっており、体の中に長く滞留しますので、その分腹持ちも良くなります。
ですので、例えばダイエットをしており、お腹が空いたな、と感じた時に食事の代わりにカゼインプロテインを摂取することで空腹感を緩和することが出来ます。
ソイプロテイン
最後に紹介するのはソイプロテインです。
ソイプロテインはソイ(大豆)を原料とするプロテインであり、特徴としてはカゼインプロテインと同様に吸収がゆっくりで腹持ちが良いという特徴を持ちます。
乳製品が苦手な人や、ベジタリアンの方にもおすすめのプロテインです。
また、大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きを持つことから、女性におすすめのプロテインといえます。
間食・就寝前
カゼインプロテインと同様に、食事の合間の小腹が空いたときや就寝前に飲むことをおすすめします。
ソイプロテインはカゼインプロテインほどではないですが、吸収が緩やかなのでお腹が空いた時や長い時間栄養を補給できないタイミングで摂取することをおすすめします。
疲れを感じている時
もう一つソイプロテインの摂取をおすすめするタイミングとして疲労感が強い時をおすすめします。
ソイプロテインにはグルタミンというアミノ酸が豊富に配合されており、これが疲労の軽減に効果的です。
グルタミンには筋肉の疲労を回復する効果や、免疫力を回復する効果があることから、風邪気味の時に摂取することで症状を緩和させてくれることもあります。
まとめ
以上、プロテインを飲むタイミングについて、プロテインの種類別に紹介してきました。
どのプロテインも同じというわけではなく、それぞれ微妙に効果が異なってきますので、ベストなタイミングで摂取したいところです。
まずはホエイプロテインが基本になりますので、カゼインプロテインやソイプロテインの効果を得たい時には、牛乳や豆乳と一緒に飲むといいでしょう。