HMBと併用すると効果的なサプリメントクレアチンについて
2018.06.15
プロテインとともに筋肉の増強において効果を発揮すると言われているHMB。
最近特に注目されているこのHMBは、BCAAの1つで必須アミノ酸のロイシンが最終的に吸収される際に変化するものであり、筋肉に対して様々なメリットをもたらすとされています。
今回の記事では、このHMBと併用することでさらに効果をアップさせると考えられるサプリメントについて紹介していきます。
HMBと相性の良いクレアチンとは?
HMBの効果は、主に
- 筋肉を作り、守る
- 回復を促す
です。
このHMBの効果をアップさせるサプリメントとして、クレアチンが有効とされています。
サプリメントにはそれぞれの良い面があり、併用により相乗効果を得ることが出来ますが、HMBと相性の良いとされるクレアチンにはどのような効果があり、なぜ相性がいいのでしょうか。
クレアチンとは
クレアチンとは、体内でも生成される非必須アミノ酸のことであり、主な効果としては最大筋力の発揮や筋持久力の維持が挙げられます。
クレアチンの特徴として、摂取により体内に蓄積されるという面があります。
体内のクレアチン量が多いほど筋力を発揮しやすくなり、トレーニングの効率がアップします。
注意点としては、筋肉に水分を溜め込むため筋肉がつりやすくなるということです。
クレアチンを飲む場合には、水もしっかり飲むようにしましょう。
クレアチンの摂取方法
クレアチンは体内に蓄積されることで筋力を発揮しやすくなるという特徴を持ちますが、飲み始めの最初の1週間は多めに摂取することでより早く効果を実感できるとされます。
通常、クレアチンの1日の推奨摂取量は5gとされますが、これを最初の1週間は20gにし、その後は5gに変更して蓄積したクレアチンを維持するという手法を取ります(クレアチンローディング)。
必ずしもこのローディングを行う必要はないですが、より効果を実感するにはこれはおすすめの方法です。
クレアチンの働き
筋トレでパワーを発揮する際、ATPという物質を利用します。
一回使われたATPは、ADPというものに変化しパワーを発揮に効果を発揮しなくなります。
クレアチンを摂取することで、ADPをATPに再生産させることができ、長い時間において筋トレでパワーを発揮しやすくなります。
HMBとクレアチンのの併用効果
では、HMBとクレアチンを一緒に摂ることでどのようなメリットを得ることができるのでしょうか。
HMBと併用することで相乗効果がある
HMBとクレアチンにはそれぞれ上記で説明したような特徴があります。
そして、HMBの筋肉合成効果を得るためには、できる限りハードなトレーニングを行う必要があります。
そして、クレアチンの摂取によってトレーニングの強度が高まりますので、その後にHMBを摂取することで、より強力な筋肉合成作用を得ることができるわけです。
運動能力の向上
海外の研究においては、HMBだけを摂取した群と、HMBとクレアチンを併用した群では、運動能力に違いが出たとされています。
筋トレでの扱う重量はもちろん、有酸素運動でのタイムも向上されており、運動全般において高い効果が出ているというのは注目すべき点です。
まとめ
以上、HMBとクレアチンの併用の効果について解説してきました。
まずはHMB単体の摂取から始め、より強度の強いトレーニングをしたいという場合や、さらにもうワンランク上げたいという人は、HMBとクレアチンの併用をおすすめします。